前半はウマ娘育成しながら見てたのであんま見られてないです。
前半ではパッと見た感じ、前線のプレスがハマってないことと、それを前田大自然が運動量でカバーしてるって印象を受けた
後半に押し込まれた原因はやっぱり大自然を下げたことなんじゃないかなと思う
前線のプレスが機能しない→フィジカルゴリラに振り切られて押し込まれる→遠藤のビルドアップ(ボール回して前進していくこと)能力の不足が出て負ける
ってのが日本代表の典型的負けパターンで、イラク戦はまさにそうでした。
いくら技術的に優れた選手が揃ってても資本となる身体能力の差でいくらでもジャイキリされうるってのがサッカーの面白いところだと思います。強くて走れるチームが強いんです。
素人目でもフィジカルでサッカーされると弱いって傾向が分かるし、アジアではそうされる可能性が高いのにも関わらず、監督は押し込まれたときに押し返す手段を用意していたかというと皆無でした。実際、後半は板倉がアズムンにびびって最終ラインを下げてしまってからは、ずっとイランに殴られててひたすら守備陣が跳ね返すという形でした。守備が悪いんじゃなくて押し返す手段を持っていなかったからずっと守備のターンだったわけです。
じゃあどうやって押し返せばいいか
まず考えられるのはビルドアップです。
ボールを頑張って回して相手陣地に運ぶことができれば相手は引かざるを得ないわけです。
そこで遠藤の弱点が出てしまいます。繋ぎたいアーセナル冨安と遠藤の相性はあまりよくないです。キャプテンだし下がるわけにはいかないので采配ミスとまではならないでしょうが。でも中盤で入れられる選手がいなかったのは問題です。鎌田大地なんかはプレッシャーから遠藤を逃がすのが得意なのでサポート役としては適任ですが、監督はバカなので招集していないです。
なら遠藤はリヴァプールでどうしてるのかというと、リヴァプールはそもそも繋ぐことを目的としていないのです。
それが二つ目の手段でロングボールを蹴って味方に繋ぐことです。
もちろん適当に蹴っても相手DFに回収されるだけなのですが、リヴァプールにはキックの名手、アーノルドやフィード職人のファンダイクがいるので、味方アタッカーにロングパス一本で繋がってしまいます。恐ろしい。
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— SPOTV NOW JAPAN (@SPOTVNOW_JP) December 23, 2023
🏴プレミアリーグ第18節🏴
サラー、華麗な同点弾!
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日本代表にそんな選手はいないので大事なのは受け手の選択ですね。日本のCFは上田あやせで万能型のいいfwなんですけど、ロングボールに反応して抜け出したり、ボールを収めたりはできていませんでした。上田あやせじゃ中途半端だったと思います。イランのFWアズムンはアジア最強のラインブレイカーでしょうが、日本にもいるんですけどね、裏抜けのスペシャリスト、古橋キヨゴが。もしくは、JリーグMVPのポストプレーヤー大迫。もちろん森保さんはどちらも呼んでいません。オプションとして欲しかった。
三笘薫はこちらが押し込んでから入れるべきカードなので入れる時間帯をミスってほとんど試合に絡めず。延長戦まで取っておくぐらいでよかったのかもしれません。
伊東純也の存在が試合に影響したとは思えませんが、起用可能なメンバーの段階から交代カードがなかったなという試合でした。どうしようもない。アジアカップの日本戦は全試合見ましたけど勝ち試合含めてどれもからきし駄目だったので、イランに完敗も仕方ないのかなと思いました。