ひとりごと

メモ帳代わりに使ってます

カレンチャン。

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カレンチャンは「宇宙一カワイイ自分」になって宇宙中から愛されることを目的にしているキャラクターです。「カワイイ」とはビジュアルだけに依るものではなく、言うこと為すこと全てが「カワイイ」でなければならない。世界一ではなく宇宙一に拘るのも求道者的な意味合いを持たせるためでしょうか。

そんな彼女の行動原理は「カワイイかどうか」

だから誰にでも好かれようとするし、自分のカワイさに自信を持ってるから、誰であっても自分が好かれていると思って接する。裏を返せばカワイくないと思われるようなことは絶対しないということです。常に見られることを意識してるキャラクターなんですよ。これだけは絶対に信用していいです。

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ツギハギ漂流作家

 

斉木楠雄の災難の照橋さんなんかは結構似てると思います。知らない人向けに説明すると「完璧美少女」を演じる腹黒キャラで、超能力者の主人公には考えていることが筒抜けです。ただ「完璧美少女」を演じるための努力は惜しまず、そのため周りからすれば完璧美少女にしか見えないという最強愛されガールです。まあ照橋さんは主人公の超能力のために極端に腹黒に設定されてるキャラクターなのでね。じゃあカレンチャンはどうなのかって話です。

 

結論から言うとカレンチャンは腹黒キャラクターにはなり得ないと思います。もしファンの男性に「チー牛が話しかけんじゃねえよ」とか思うようなキャラクターだとしたらどうでしょうか。そんなカワイくない本心と宇宙一カワイイという理想の自己矛盾が成立するとは思いにくいです。照橋さんはあくまで演じているだけだから成り立っていただけで、カワイくなってみんなを幸せにしたいってキャラクターが考えるようなことではないと思います。もちろん人間だから多少の邪気はあるでしょうけど、それが表に出てくることはないし、本心も純粋に「宇宙一カワイイ自分になる」っていう信念のままに生きてそうだなって思ってます。

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カレンチャンは中身も意外と素直なキャラクターだと思うし、仮にそうじゃなくても見せられているものをそのままの意味で受け取ればいいじゃんってのが個人的に考えていることです。

 

そんなカレンチャンがカワイくないことをするシーンがアドマイヤベガの育成シナリオに実はあったりします。

サトセレに心を救われた

中学生のころ見てたアニポケxyのセレナっていう大好きなキャラクターがいるんですけど、それが今日新無印で再登場しまして。

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かわいい

 

服が黒に変わってんのはドリドリの「未来の私にはどんな色が似合う?」ってことなんだろうなあ。勝手にイメージカラーは赤なんて決めつけてた我々が愚かだった。髪型も変わってるし(耳!!)面倒見がいいお姉さんみたいな感じに成長してて、全体的にめっちゃ変わってしまったなって印象受けた。

 

けど元からセレナってつかみどころのないキャラだったなあって。全編見たのがXYしかないからあってるかはわからんけど、セレナってヒロインの中でもしっかりシリーズを通して成長が描かれてて、夢を見つけることから始まって、挫折してって感じで。イメチェンはそれを象徴するようなものだし、セレナの「変化」っていう側面は他のヒロインにはないもの。ヒカリやカスミの再登場は変わってないなって感じだったし。声優も久々で忘れたんじゃなくて大人びた声で演技するように言われてたんだと思う。最初は声の違いに戸惑ったけど、これが正解な気がする。

 

何より一番良かったのはセレナがコハルを励ますために言った台詞ですね。

「迷ってるならまずは動いてみる。無駄なことなんて何もない。」

かつてサトシが悩んでいたセレナに贈った言葉がこれからもずっと行動原理になるんだろうって思うとエモい。ルチアとユニット組むかもみたい話さりげなく入れてきたのもうまい。

 

アニポケってサンムーン以降、メインターゲット的な年齢層が下がってるような気がしてて、(多分BW〜XYあたりで覇権とってた妖怪ウォッチがオワコンになったせい)それに合わせるようにサトシも子供になってるんですよね。サトシは変わってないどころか退行するっていう。結局セレナがなかなか再登場しなかった理由ってサトシとの絡みが難しいからなんでしょうね。セレナってXYの青年サトシに憧れてるような立ち位置だったので。だから今回は、コハルのコンテストを見に行かずにミクリとのバトル優先させた子供のサトシ(ゴウが呆れるレベル)と成長したセレナをしっかり対比させて2人の絡みを描かなかった。セレナはサトシからもらったリボンをもう付けてはいないし、最後に流れたのはxyのともだちのbgm。セレナに再登場して欲しい気持ちはあったけど、今のサトシじゃなあって気持ちに完璧な解答を出してくれた。これで安心して成仏できる。

声優やばない?

ウマ娘キタサンブラックサトノダイヤモンドについてなんですけど、

これについて思ったことは

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↑なんかよくわからん発表会のスクショ

 

 

 

声優、悪くないっすね〜

 

 

声優についてキャラクターが云々とか思ってた時期もあったような気がするけど、

 

 

 

中身これやったらそりゃ持ち上げられるやろ

 

って思いますねえ

 

 

以上遠藤でした

 

 

 

 

イメチェンボブ理論

 中身ガキ理論はあんまり気にしたことなかったんですが、そういえば自分も好きなシチュエーションあるなってなったんで提唱します。

 

イメチェンボブ理論

 

髪の長いキャラが短くするのが素晴らしいって理論。語感的にボブってしたけどショートとボブの違いとかあんまわからんしとにかく短くなってりゃなんでもいいです。

 

この理論にどういう意味があるのか解説します。

まずイメチェンボブ理論は不可逆です。当たり前ですけど髪が徐々に伸びてたら久しぶりに会う親戚のおばちゃん以外は気づきません。だから短→長ではイメチェン理論は成り立ちません。何言ってんだろ。

あと女性にとって髪を短くするのって相当なことらしいですよ。元に戻るのに1年以上かかるので。だからこそ髪を短くする行為に決意とか希望とかが託されるんですね。

 

 

 

 

 

エモくね?

 

 

 

 

イメチェンボブ理論が使えるキャラクターを紹介します。

 

1.三日月夜空僕は友達が少ない

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髪を切って評価を高めた女。髪切る前までは柏崎星奈の方が好きだった。ツンデレ気質あるのが加点ポイント。

 

2.セレナ(ポケモンxy

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夢への挑戦が見事に描かれたキャラクターです。普通に自分でバッサリ切ってたけどすげえな。セレナの髪は短い方がいい。

 

 

 

3.三井寿スラムダンク

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イメチェンボブ理論は男女平等。この記事を書いてるときにも脳内の三井寿が「なぜあんなムダな時間を…」と囁いてきます。

 

 

 

 

 

 

 

最後にイメチェンボブ理論が使えない例も併せて紹介しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

峯岸みなみAKB48

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お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

「アイの歌声を聴かせて」をみました

Twitter見ててとても気になったので映画館に足を運んできました。21時半からだったけど30人くらいはいた。結構上映終了してるんでまだ観てない人は早く見ましょう。

新宿ピカデリー

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感想

日本語下手だし読み物として面白いわけでもないので自分用ってことにします。

ネタバレ注意

 

 

 

 

 


展開はシンプルで
AIが転入→みんなと仲良しに→AI捕まる→奪還してハッピーエンド
って非常に見やすい作品でした。こういう作品にありがちな再生産してるだけ的な印象は受けませんでした。ミュージカルって新しさもあるし、最初からシオン(AI)がさとみ(主人公)を幸せにするっていうバリバリ意志を持ってるってのが面白い。


序盤はポンコツなAIシオンを通して周りのみんなが掘り下げられていくって感じで、各キャラにちゃんとスポットが当たって最後は全員好きになって帰れた。こういうところはポケモンの「みんなの物語」に近いなと。「みんなの物語」は個人的にポケモン史上最高の傑作だと思ってるからこっちも観てほしいです。AIが人間に振り回されるんじゃなくて人間がAIに振り回されるというのがこの作品のよさ。どうしてこうなるかっていうとAIがポンコツだから。機械らしさと天然っぽさをあわせた声優の演技力や展開の速さも相まって序盤は気持ちよく観ることができました。シオンの製作者であるさとみの母親が「計画が超上手くいってる」みたいなこと言いまくってて、「こんなポンコツAI送り付けといてそれやばいやろ…」っていう違和感がずっとあったけど、綺麗にモヤモヤが晴れたのはよかった。不思議なくらい上手く行ってる計画ってのはもちろん失敗するわけで、鬱展開をはっきりと予告してくれるっていう優しさ。


鬱展開を予感させつつ、シオンに呼び出されたさとみが幼馴染のとうまに告白されるシーンにはいります。作中で最も幸せな場面です。シオンととうま達がみんなで歌いはじめるころには泣いてました。こういうのに弱すぎる。

 


とうま「さとみ、すっ、、、、す、、」(覚えてないので適当)

 

 


バァン

 

 

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↑マスクの下多分こうなってた

 

シオンが撃たれました。
プロポーズが途中で切られたのがショックすぎた。そのせいで後半はあんま集中できずに理解するので精一杯だったからボロボロ泣くみたいなのはなかった。(ウルっとはきた)多分前半は軽く流す感じで観るのが正しい見方だと思う。


ゴミ箱風ハードディスクの伏線回収はすごいけど、デスノートで育った身としては捜査がザルすぎるだろ…ってなった。(デスノートがやりすぎなだけ。)シオンの正体、「とうまがさとみにあげた改造たまごっちのAIがたまごっちから抜け出してシオンに宿った」っていう無理ありそうな設定だけど、意外とすんなりと入ってきました。


最後の奪還パートでは、屋上からAIのデータだけを送るって計画でしたが、入念に練った計画にはもちろんトラブルがつきもので、屋上からまさかの社長かなんかが参戦。何故かずっとローズのことが思い浮かんで思考を邪魔してきた。何年もさとみのことを見守ってきたシオンの「私ずっと幸せだったんだね」ってセリフは感動ものでした。何度も「さとみ、幸せ?」と問いかけていたシオンが幸せの意味を理解したわけです。幸せとは誰かとともにあるものなんですね。あの表情の作画はまじで天才。スクショほしい。

やっぱり前半のプロポーズが強すぎたから最後のシーンが泣くほどは感動しなかったというか、人工衛星から失礼しますじゃなくて普通に復活させて欲しかった。それもまたいいのかもしれないけど。最後エンドロールでシオンの声優が土屋太鳳って書いててめっちゃビックリした。歌も演技もうますぎやん。

 

全体的に王道って感じの印象。その分ちゃんとクオリティが高いし、作画も演出も綺麗でした。傑作。またシオンが転校してくるといいですね。今度はみんなを幸せにするAIとして。